遅くなりましたが、9月14日に開催された『リトルバイキング・たじみ定期会』の様子をレポートします。
*文中追記[2019.9.22 21:00 追記]
ノーブレーキで坂を下る一連の練習については「いつでもノーブレーキが”良い”」という意味ではありません。
「ノーブレーキ “でも” 大丈夫!!」となるような練習ということです。
8月は『気温が35℃を越えることが確実』だったために中止としたので、7月以来2ヶ月ぶりの『リトルバイキング・たじみ定期会』の開催でした。
雨の心配もない上に適度に曇り。
快適にマウンテンバイクに乗りました!
『リトルバイキング』は毎月開催していますが、クラブなどの団体とは違い、あくまで単発のスクールとして開催しています。
毎回『テーマ』を決め、それに沿って初めての人でも大丈夫な内容からはじめて、そこからの発展したテクニックなどにチャレンジします。
この日のテーマは『スピードとコーナー』。
自転車は下り坂ではスピードが出るものですが、この『スピード』は通常の『速さ』とはちょっと違います。
自転車の下り坂は、車輪という人類の大発明によって地面との摩擦による抵抗が極端に少なくどんどん『加速』していきます。
単純な『速さ』であっても怖いと感じるのに、この『加速』に身をまかせるのは大変。小学生ならなおさらです。
ですから、まずはこの『加速』に慣れていくことが目的の一つ。
なぜなら、マウンテンバイクで斜面を降る時には、ブレーキなどで『減速』するよりもその『加速』に身体と感覚を合わせていく方が、『姿勢が安定』することがあるからです。
そしてその中で『方向を変える=コーナーリング』をすることを体験してみよう!というのが今回のテーマの趣旨。
最初は『まっすぐ”ノー”ブレーキ』。
もちろん怖い子はブレーキをかけても大丈夫です。徐々に慣れてもらえれば。
*補足[2019.9.22 21:00 追記]
「いつでもノーブレーキが”良い”」という意味ではありません。
「ノーブレーキ “でも” 大丈夫!!」となるような練習。以下の練習も同じです。
喜多緑地の芝生広場は、急坂の後に平地があるので、こういう体験をするのにもってこいです。草地なので土よりも恐怖心が少ないっていうのもいいですね。
(イベントは使用許可を得て行なっています)
あまり普段はできない体験なので、参加のみんなも楽しそうです。
つづいて『緩やかなスラローム』。
これも可能な限りノーブレーキで。
これも最初はブレーキかけつつで大丈夫。
加速していく自転車に身体(意識)が遅れないように、自分から坂を駆け下りていく気持ちが大切です。
そして最終形態?として『ノーブレーキロングコーナー』。
ノーブレーキ直線で十分に速度が乗った頃に「ぐいーっ!」っと大きく曲がります。もちろん目標は最後までノーブレーキです。
(以下の写真の流れ:ライダー違いますが連続していると思ってみてください)
このロングコーナーは、身長の大きな子の方が苦戦しました。
これは、体重が重たいためと、身長によって乗る自転車の車輪の大きさが大きくなって小回りが難しくなるからですね。
コツとしては、曲がり始めたらコーナーの出口を意識し、そちらへ顔をしっかり向けることです。
『加速』に気を取られていると、曲がり始めるタイミングが遅くなったり、曲がり始めてからもコーナーの外側(行ってはいけないところ)を見てしまってコースアウトなんてことも。
スタート地点まで自転車を押し上げるのは大変だったと思いますが、参加のみんなはなんども繰り返し挑戦していました。
そのほか、最初の準備運動として『遅乗り』をしたり、
コブ(パンプ)や障害物で障害物コースを走ったり、
ちょっとジャンプ体験をしてみたり
最後には、下りコースと使って、この日のテーマ『スピードとコーナー』の仕上げをしました。
2時間という時間の中で途中で休憩をはさみつつたくさんのことに挑戦できました。
中にはそのままこの場所(イベント:マウンテンバイクひろば)で夕方まで乗っていく参加者さんもいたり。
みなさんのマウンテンバイキングに毎回の内容がお役に立てたら嬉しいなと思います。
ご参加のみなさん、ありがとうございました。
来月の開催は、10月12日(土)です。
『テーマ』は未だ考えている最中ですが、楽しめるような、そしてちゃんと伝わるようなものを準備しようと思っています。
皆様のご参加をお待ちしております。
(コーチ:おかっぴ)